新卒社会人が少しずつ社会に慣れてきた5月。
数年前の自分は、きっと上司は自分の成長具合を気にしてGWもゆっくり休めなかっただろう、なんて思っていた。愚かすぎる。
だが今になって分かるが、それは間違い。上司は君の成長に興味ない。
上司が君の成長に興味ない理由
上司が部下の成長に興味ない理由は、2つある。
まずひとつ目は、通常業務に手一杯でそれどころではないから。
通常業務をこなすことが最優先事項だから、そこから外れる教育は優先度がかなり低い。
なんならぶっちゃけめんどくさいと思っている。
そして2つ目は、どうせすぐいなくなると思っているから。
数年で異動もしくは転職していってしまうから、そんなすぐいなくなる人に懇切丁寧に教えることはかなりリターンが少ないと思われている。
よって、目の前にいる上司は君の成長に興味がない。
上司に成長を委ねるな
新人にはほとんどの場合、同じチーム内の育成担当者が割り当てられる。歳が近い先輩、もしくは管理職のケースが多い。
だから初めは、上司は自分の成長に責任を持ってくれているから言うことを聞いていれば勝手に成長できると思っている人が一定数いる。
だが、それは間違い。
上司は、通常業務に手一杯で新人の育成に手間を割いている暇はないし、そもそもあんまり新人の教育に興味ない。
だから自分が自分のことを考えているのと同じくらい、上司が自分のことを考えてくれているなんてことは絶対にないのである。
ということで自分の人生は自分で責任を取らなければいけない。これは絶対。
その上司は数年後にいなくなる
自分の成長に責任を持ってくれていると思っていた上司も数年後にはいなくなる。
死ぬまで永遠に一緒、なんてことはないからその上司に成長を委ねていた場合全てが終わる。ジ・エンド。
あくまで主導権を持っているのは自分で、上司は相談役に使うくらいでないと長い社会人生活のスタートダッシュとしては失敗すぎる。
勘違いをしていた過去
新卒1年目の頃、同じチームの6年目の先輩が育成担当として割り当てられた。
熱心にいろいろ教えてくれるし、この人は自分の教育をやりたくて仕方がないんだと思っていた。
だが、それは違っていて一定期間時間を投資して教育することで、もともと彼が持っていた業務を減らしたいだけだった。
業務ができるようになればいいだけで、その他の成長なんてどうでもいい。勝手にしたければしてくれ、という感じ。
それは先輩が抱えている業務量の全体感が分かるようになってから初めて実感した。
教育の優先順位なんか下の下の下。
自分の人生の責任は自分で取る
何が言いたいかというと、全て自責でいこうということ。
何があっても自分の人生は自分にしか責任を取ることはできない。
他人にキャリアの主導権を握られることほど怖いものはないから、自分の成長を上司に委ねてはいけない。もちろん本業で成長したいと思わなければ、違う環境に行くことだって自由。
ということで、思考停止で誰かに敷かれたレールを歩むのではなく、自分の人生の責任を自分で取れるように精進していきたい。