昨今、若いうちは貯金なんかせず自己投資に使えという過激派が存在する。
彼ら曰く、貯金の量は機会損失の数だと。つまり貯金ゼロで毎日ギリギリの生活をすることこそが正という言いっぷりである。
ということで、正解は人の数だけあることは大前提として、貯金に関する個人的な見解を紹介する。
目次
貯金「も」するべき
個人的な考えは、貯金もするべき。
若いうちからした方がいい
貯金は若いうちからしたほうがいい。
期間が長い方がお金は貯まるし、何より習慣づけることこそに意味があるから。
そして習慣があれば、オレは貯金できる人間なんだと思うことができて自信になる。
習慣づけることが大切
若いうちに稼げるお金なんか微々たるものだから貯金なんかしても意味ない、という考えもあるだろう。だがそれはナンセンス。
なぜかというと習慣は簡単に変わらないから。
若いうちにお金を貯める習慣をつけていれば、歳を重ねて収入が増えてからも貯金することができる。
貯金するべき理由
勝負に出れる
ではなぜ貯金するべきなのか。それは貯金があることで勝負に出ることができるから。
例えば、転職。
勝負に出るということは失敗する可能性だってあるが、失敗しても向こう数ヶ月〜1年の生活は揺るがないという基盤があるから安心して勝負に出れるんだ。
自分自身も貯金をしていたから、転職に勝負できた。結局勝負に勝って、さらに給料は上がって貯金できる量も増えた。ナイス。
貯金がなければ転職できていたか分からない。
お金で断念することが減る
貯金はするべきだが、人生の本質は貯金の総量ではなく、いかに思い出作りできたかだと思っている。
ただ思い出作りもお金がないとできないし、楽しそうなイベントは突然にやってくる。
そのために貯金が必要だ。貯金の量は選択肢の多さなのである。
旅行、友人とのお出かけなど目の前のチャンスに飛び付けるようにお金を貯めておきたい
若いうちはお金使え派について
彼らの言い分は、
- 貯金なんかせず自己投資しろ。将来何倍にもなって返ってくるぞ。
というものだろう。
だがこれには反論がある。
本業に関係しない自己投資で給料は増えない
残念ながらサラリーマンの場合、本業に関係しない自己投資で給料は増えない。会社の中の評価軸で生きている限り、海外に旅しようが脱毛をしようが給料は増えない。
つまり本業コミットこそが最大の自己投資になって、収入増につながる。
ここで言う本業コミットには、本業に必要な語学学習や資格取得も含まれる。
それ本当に自己投資?を見極めろ
よく何でもかんでも自己投資だという「都合よく捉えすぎ症候群」の人がいる。
その人たちはお金を使うこと全てが自己投資だと思っている。
リターンが見込めない限り、それは自己投資ではない。
将来どんなリターンを想定しているか考えた上で、それ本当に自己投資?と自分に問うようにしたい。
結局はバランス
ただ初めに、貯金「も」するべきと書いたように、人生結局はバランスなのである。
貯金フルコミットの人生もつまらないし、貯金ゼロもそれはそれで選択肢は狭まってよろしくない。
勉強・健康・人間関係の構築や思い出作りも全て人生に必要だから、貯金しつつこれらの経験もしていく必要があって結局行き着く先はバランス。
オススメのスタンスはやったことないものはやってみる
無駄なことも後から考えれば思い出になるかもしれないし、ならないかもしれない。それはやってみないと分からない。
ということで、やったことないものはとりあえずやってみるスタンスをオススメする。
無駄だったものはもうしなければいいし、思い出になったり勉強になればラッキー。それはやっとあと考えればOK。
20代は貯金いくら必要か
まずは100万必達
とりあえず最低限100万円は貯めたい。ここまでは貯金フルコミットでもいいくらい。
100万円あれば精神的な余裕が出てくるし、突発的な支出にも大体は耐えられる。
毎月3万円だとしても、3年ほどで貯まるからここはなんとかクリアしよう。
その後は300万、そして1000万
その後は、お金を増やすことと思い出を作ることを両輪で進めていくことが理想。
100万円貯まった人は、習慣ができているから300万円貯めることも難しくないだろう。
そして資産1000万あれば20代の中ではなかなかのアッパー層。ここまでくるとお金を増やすことが楽しくなっているはず。
まとめ
人生の本質は貯金ではなく、思い出。
ただ貯金がなければ思い出作りもできないし、収入を増やすための勝負にも出れない。だからまずは貯金が必要。
貯金 → 勝負・思い出 → 収入UP・幸せ→さらに貯金 → さらに勝負・思い出・・・ が正の循環
その後は、お金を増やすことと思い出を作ることを両輪で進めていくことが理想。
以上、自己投資推進過激派に騙されて、貴重なお金をムダにしないように、幸せな人生を目指していきたい。