4月になると街中に新入社員っぽい人が溢れて、数年前の自分の姿を思い返す。もし当時に戻れるならどんなアドバイスをしてあげるだろうか、ということを考えてしまった。
ということで今日は社会人1年目のマインドセットについて紹介する。
「1年目のときこうしていればよかった」という内容を振り返りながら書き進めていくこととする。
目次
まずは本業にフルコミットしろ
まずは本業にフルコミットするべき。
副業とかタイパとかワークライフバランスとかいう言葉が蔓延っているが、これらを考えるのは自分1人で仕事を回せるようになってからでいい。まずやるべきことは本業を早期に軌道に乗せること。
本業で成果を出す→コイツに任せれば大丈夫だと思われるようになる→裁量が生まれる→自分で仕事をコントロールできるようになる→時間を作れるようになる→やりたいことに時間が割けるという順番。
きっとその頃には少し給料も上がっている。
基盤を固めたうえで、副業をやりたければやればいいし、本業にさらにコミットしたければすればいい。趣味に時間を割くことだってできる。
一般ピーポーの最適解は本業コミット
SNS上には副業300万!など半分煽りの投稿がちらほら見られる。だがこれらは才能があるか嘘かのどちらか。多くの一般ピーポーにとっての最適解は、本業で成果を出すこと。
「好きなことで稼ぎたい!」「副業で一発当てたい!」という気持ちは分かる。でもあなたが天才であればすでにアクションを起こして何らかの結果が出ているはず。
一般人である我々は、本業にコミットしつつ、時間とタネ銭を作って、時間をかけながら勝負したい。
最初の印象を取り返すことは大変だから、優しく教えてもらえるうちに軌道に乗せたい。
自分の選択を正解にするというマインドを持つ
世の中にはこの世の真理のように物事を語る人がいる。
でもほとんどのことに絶対の正解はないし、人それぞれの考えがある。だから今でも世界中で争い事が絶えない。と思う。
ということは正解を探すのではなく自分の選択を正解にするというマインドが必要だ。正解を探し続けても見つかるわけない。だって正解がないから。
キャリアにおいても隣の芝が青く見えるのは当たり前。どの仕事にもその仕事なりの苦労がある。就職人気ランキングで上位にランクインしている企業に行ったからといって幸せになれるわけではない。
実際みんなが憧れるような企業に行った友人も日曜日の夜から「仕事終わらせてお家に帰りたい(?)」と言っていたから、自分の選択は自分が責任を持って正解にするしか幸せになる道はない。
何が正解かを考えるのではなく、自分が選んだ道を何としてでも正解にしよう。
いつでも外に出られるように本業を使い倒す
本業コミットするべき散々説いてきたが、社内にのみ通用するスキルだけ積み上がっても意味ない。なぜならほとんどの人が定年まで同じ会社で勤め上げる可能性が低いから。
1社目のとき、社内の備品置き場に精通している50代のおじさんがいた。ある日ホチキスの在処を聞いたところ「このメーカーのホチキスなら下の階に、こっちなら反対側のフロアにあるよ」と懇切丁寧に教えてくれた。当たり前だが、このおじさんのスキルは他では通用しない。
紙が止まればメーカーはどこだっていい。
転職が当たり前のこの時代、今のスキルは外で使えるのか、使えるとしたらどの業界/職種で使えるのかをぼんやり考えておいた方がいい。
将来的になりたい姿があるのであればそこから逆算してスキルを獲得しに行ってもいいし、特になければ今のスキルを生かせる環境はどこか考えるだけでもホチキス事情精通おじさんにならなくて済む。
ということで常に市場価値を考えながら、本業という基盤を固めていきたい。
サラリーマンだけで豊かにはなれない
悲しいことに豊かになることをゴールとした場合、サラリーマンだけで実現することは難しいということも知っておくべき。
株を持った状態で自社が上場するとか大企業で役員になるとか一部手段はあるものの、そこだけを狙うには確率が低すぎる。今から30年後の役員昇進とか考えるには遠い未来すぎてムリ。
だから本業×投資×副業(事業)を回していくことが理想。ただ投資するには元手がいるし、副業(事業)するには時間がいる。
だから本業にまずはコミットしてこの2つを貯めようね、という話。社会人生活はマラソンだから余裕ができてからどうするか考えればいい。
投資、副業(事業)については別の記事で紹介することとして、まず1番に考えるべきは本業コミット。
皆さんの人生に幸あれ。