新卒3~4年目あたりまでが使える必殺技 ”第二新卒”。友人でも同僚でも第二新卒を活用する人は多い。
ただ勤続年数の短い第二新卒はいわゆるキャリア転職と比べて、「そんなすぐに辞めて根性が足りない」とか「まだ何もできないくせに」など槍玉に挙げられることが多い。
ただ結論として、第二新卒は人によってはもったいなくない。むしろ積極的に取るべき手段だ。
ということで今日は第二新卒をするべきか迷う方々のために、実際の体験談を踏まえて転職した方がいいケースとしない方がいいケースを紹介する。
目次
第二新卒がもったいないと思われる理由
そもそもなぜ第二新卒がもったいないと言われているのか。それは以下の2点にまとめることができる。
職歴に傷がつくから
新卒で入社した企業を短期離職した場合「すぐ辞めた奴」というレッテルを貼られがちだ。
とはいえ、その理由と次の場所で自分がどう過ごすか次第だからあまり気にする必要はない。と思う。
新卒カードは2度と返ってこないから
新卒カードは貴重だ。なぜなら一度しか使えないから。当たり前。
特に日本では新卒でしか入れない企業も存在するほど、新卒カードは価値あるものと考えられている。しかし、これも転職理由と次の場所での自分の行動次第でなんとでもなる。
第二新卒はもったいないのか
結論:人によってはもったいなくない
結論、第二新卒は人によってはもったいなくない。むしろ積極的に取るべき手段だ。
新卒カードと同様に、第二新卒カードも切れるタイミングが限られている。
理由:人によっては大きなメリットがあるから
なぜもったいなくないかというと、人によっては大きなメリットがあるから。
「人によっては」というのがポイントで、第二新卒で転職しない方がいいケースも存在する。その説明は後ろでするとして、まず第二新卒転職するメリットを紹介する。
第二新卒で転職するメリット
年収UPできる
まずメリットとして年収UPする可能性があるから。
基本的に入社数年の給料は横ばいだが、転職することで大きく年収をあげることができる。
実際に第二新卒を活用してIT業界からコンサルに転職することで、200万円UPを勝ち取った友人もいた。
大きくキャリアチェンジできる
いわゆるキャリア転職と比べて、キャリアチェンジできる可能性が高い。
社会を何も知らない大学生の時と実際に働き始めてからでは、やりたいことが変わるのは当たり前。
働いて初めて分かることもあるから、軌道修正したい場合は第二新卒カードを切ることで実現することができる。
転職しない方がいいケース
ただ第二新卒で転職しない方がいいケースもある。それは以下の通り。
- 能力不足ゆえの逃げの場合
- 今の環境で実現できる場合
- 企業名などのブランドのみに惹かれる場合
- 転職先の新卒割合が9割以上の場合
能力不足ゆえの逃げの場合
まず能力が足りないから仕事が回らず、次の環境で一旦リセットしたいという場合は転職をオススメしない。
当たり前だが次の場所でも同じことになるし、その結果転職を繰り返すことになってしまう。
転職を迷ったときは「この選択は逃げか?」という問いを自分自身に投げかけたい。
今の環境で実現できる場合
今の会社で実現できる場合も第二新卒カードを切るべきではない。基本的に第二新卒は切る必要がある時のみに切るべき手段。
部署異動などでやりたいことが実現できるのであれば、あえてリスクを冒す必要はない。
企業名などのブランドのみに惹かれる場合
ネームバリューでイキる就職は大学生で最後にしよう。ブランドがどうしても欲しい場合は、まずありたい姿を考えるべき。
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転職を考える前にありたい姿を考えるべき理由【手順も解説】
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転職先の新卒割合が9割以上の場合
最後に、転職先の新卒社員割合が極端に高い場合も第二新卒として行くべきではない。
そのような会社では、新卒とそれ以外に区別され、転職者は「よそ者」と認識されやすい。よそ者かつ即戦力でない第二新卒がこの環境に飛び込んでいくのは入ってからがしんどい。
第二新卒カードを切るべき判断基準
ではどのように判断すれば良いのかを説明する。
転職しない方がいいケースに当てはまらない、かつありたい姿が明確でそれに繋がっているか
判断基準は単純。上で説明した 転職しない方がいいケースに当てはまらない、かつありたい姿が明確でそれに繋がっているか。
改めて転職しない方がいいケースはこちら。
- 能力不足ゆえの逃げの場合
- 今の環境で実現できる場合
- 企業名などのブランドのみに惹かれる場合
- 転職先の新卒割合が9割以上の場合
そしてありたい姿に繋がっているかはこちらに詳しく記載している。
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そのためにはありたい姿を定義するべき
そのためにはありたい姿を自分なりに定義しなければいけない。
どんな未来を描いていて、転職を通してどう実現できるのかをよく考えるようにしたい。当たり前のことだが、目的なき転職は悪なのである。
第二新卒で転職をした方がいいケース
転職をオススメするケースは以下の通りだ。
- ありたい姿が明確でそれの近道になっている場合
- 労働環境が著しく劣っている場合
- 心身の不調をきたしている場合
ありたい姿が明確でそれの近道になっている場合
転職をすることが上で説明したありたい姿に繋がっている場合は、積極的に第二新卒カードを切るべき。
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勇気のいることだが、長期的に見て幸せになれるだろう。
労働環境が著しく劣っている場合
いわゆるブラック企業で酷使されている場合も早々にその環境を捨てるべきだ。
君が輝ける環境は他にもある。
心身の不調をきたしている場合
当たり前だが心身の健康ほど大切なものはない。精神をやられてしまって社会からフェードアウトしてしまった優秀な人たちをたくさん見てきた。
「元気があれば何でもできる」とはまさにこのことで、一度壊れてしまったものはすぐには戻らないからヤバイと思ったら逃げ出す勇気も持っておくべき。
第二新卒にオススメのエージェント
今や巨大市場である第二新卒には、リクルート、dodaなどの他に第二新卒に特化したサービスも存在する。
いくつか実際に利用して良かったサービスをオススメは以下の通り。
全て無料で利用できるサービスだから、、納得できる転職活動にするためには、一度プロの担当者と話をしてみることをオススメする。
マイナビジョブ20's
特徴
- マイナビの情報網を活かしつつ若年層に特化
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ハタラクティブ
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ネオキャリア
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・内定後も書類のお手伝いや入社前研修を実施
・入社後も定期的に担当から近況確認あり
UZUZ第二新卒
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1,内定率83%以上・書類通過率87%以上
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2,日本で唯一キャリアカウンセラーの9割が元既卒・第二新卒
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3,高い定着率
・離職率/労働時間/社会保険の有無/雇用形態などで厳しい基準を設けることで、UZUZ第二新卒利用者の入社後定着率は93%以上
まとめ
以上第二新卒について説いてきた。
迷える第二新卒予備軍の方々の参考になれば幸い。
ただ多くの人に当てはまる一般論はあるものの、結局自分の選択を正解にする以外の道はない。当然、数年後に「あの選択は成功でした〜!」なんて教えてくれるイベントもない。
だから自分のキャリアは自分が正解にするというマインドだけは忘れないようにしつつ、今後のキャリアを考えるようにしたい。