人生の節目である転職。
自分の場合は、入念な準備のおかげでなんとか転職を成功させることができたが、踏み切るまではタイミングごとにこのまま転職してしまって大丈夫なのか?と何度も考えることがあった。
ということで今日は悩める同志たちのために、転職までの流れとその時々で考えていたことを紹介する。
人生に与える影響度が高い転職だからこそ、自分が考えていたことを何らかの参考にしてもらえれば幸い。
目次
暇だったからエージェント登録(5月)
まずGWに暇だったという理由で、転職エージェントというものに登録をした。
転職してやるぞ!という気概は一切なく、世の中にある求人や自分自身の市場価値に興味があって登録した感じ。気分は社会見学。
その後、登録を済ませて数日後にエージェントから「お話ししませんか?」というメッセージが届いた。
この時はまさか2ヶ月後に内定を承諾して、転職することが決まっているなんて夢にも思わなかったから人生何があるか分からないし、行動した人にしかチャンスは来ない。ということな気がする。
エージェントと面談(5月1週目)
転職エージェントに登録したのがGWだったということもあって、GW明け初日にエージェントの担当者と面談をした。
月曜日の18時からオンラインでの面談だったが、この時も転職する気がそんなにない自分に対してエージェントがどうその気にさせてくるのかに関心を持っていた。まさにガッついてくるエージェントとスカしている自分、みたいな構図を想像していた。
だが、実際は今の仕事内容と興味のある業界・職種を深掘りされただけで、無理に転職を勧めるようなことは一切なく拍子抜け。
会話を踏まえてエージェントがマッチする求人を複数送ってくれるから、興味のあるものとないものをアプリ上で仕分けしてください、それを踏まえてまた数日後に面談しましょうといった感じで面談は終了。
求人を見て仕分け(5月1週目)
約束通り面談後にエージェントからいくつかの求人が送られてきた。
もちろん中には全く興味のないものもあったし、一方で面白そうかも?と思うものもあった。たぶんエージェントとしても幅広い求人を見せることで興味関心のある分野を明確にしたかったんだと思う。
複数の求人を「興味あり」「興味なし」に仕分けをして、次回面談に備えた。
世の中の求人をたくさん見ていく中で、「給料には妥協できないこと」「ベンチャーには興味ないこと」「メーカーにも興味ないこと」などなんとなく自分自身が重要視する要素が分かってくる気がした。
エージェントと2回目の面談(5月1週目)
事前に仕分けしておいた求人を踏まえて、再度エージェントと面談をした。
これまでの経験を踏まえてできること、そして今後やってみたいこと、そのなかで譲れない条件などを会話をしていくなかでなんとなく方向性が決まった。
あれ全く転職する気のなかった自分がすっかりその気になっているではないか、と気がついたのもこの頃。
方向性が決まったらあとはマッチする求人に応募するだけ。
エージェントから紹介してもらった求人と自分でエージェントのアプリ上で探した求人それぞれに応募していくことになった。
面接、内定(5月3週目~6月3週目)
10社くらいエントリーして、受けたのは5社ほど。
面接の過程は企業ごとに異なったが、エージェントが電話やメールで面接対策用の情報をくれたおかげで大きなストレスなく臨むことができたし、日程調整や企業からの連絡もエージェント経由で行うため、やり取りでストレスが生まれないこともよかった。
結局面接を受けていく過程で志望度の高い2社の内定を獲得した段階で、目的は果たしたと判断して選考を終えた。
この時に初めて現職を辞めるという選択が生まれたことに困惑しつつ、いざ選択肢が生まれた手前このカードを切るべきなのかを真剣に考え始めた。
どうするか悩む、決断(6月4週目)
2社内定をもらったが、転職するのであれば当然どちらか1社に決める必要があるし、もしくは転職しないという選択肢だってある。
ここから1週間ほどは悩む期間となった。
まずせっかくチャンスがあるのであれば挑戦してみたいという思いがあったため、2社のうちどちらかに行くことを決めた。
そして内定をもらった2社は1社はコンサル、もう1社はIT系で、それぞれに良さがあったから決め切るのは難しい選択だったが、結局条件面や今後のキャリアプランの広がりという面でコンサルに行くことを決めた。
ということでなんとなくGWにエージェントに登録をして、約2ヶ月後に転職することが決まってしまったのである。
以上が転職を経験した人のリアルな体験談。転職するぞ!とはっきりした目的を持って転職活動をする人もいれば、こんな感じに気がついたら選択肢が生まれていて転職することにした人もいると思う。
どちらにせよ正解はないから、自分が選んだ道を正解にするために日々精進していきたい。