今日は若手社会人の登竜門「社内恋愛」をするべきでない理由を説いていく。自由恋愛のこの現代に、あえて社内で恋愛するべき理由は一切ない。
そう、過去社内恋愛で失敗した自分の経験を紹介することで、同じ苦しみを味わう人が1人でも減ることを切に願うばかりである。
目次
同期と社内恋愛をしていた過去
数年前の4月、新入社員としてメーカーに入社後、数百人の同期が1拠点に集まって集合研修が行われた。もちろん研修の内容は全く覚えていないがそんなことは置いておいて、そこで知り合った同期と5月ごろから付き合うという典型的なパターンを犯してしまった。
その後1年ほどで破局。付き合っている際も、別れた後もそれぞれ地獄が待ち受けていた。
以下で説明していく。
社内恋愛が難しい理由
社内恋愛の難しさ①:共通の話題が仕事になる
まず社内恋愛をすると当然「仕事」が共通の話題になる。ということは平日夜も休日も常に仕事の話をするという現象が発生する。
これは常に仕事の話をしてお互いを高め合いたい!という異端児を除いて、望ましくない状態である。
たまには仕事を完全に忘れてリフレッシュしたい時だってあるはずだ。そして英気を養った状態で再びパフォーマンスを発揮するのが好ましいサイクルだと思う。
それが社内恋愛をすることで気持ち週休0日になり、セルフブラック企業と化す。
社内恋愛の難しさ②:無意識にライバル化してしまう
共通の話題である「仕事」に関する話をしている中で、不幸なことに会話の中で業務内容が理解できてしまうから、無意識のうちにお互いを比較対象にしてしまう現象が発生する。比較するということは、どちらかが劣等感を感じてしまうということ。
もちろんお互い高め合う関係でいるのが理想だが、両者が同じ程度にうまくいってるなんてことはない。一方がうまく行っていない場合はそれがマウントのように感じてしまうのである。
その結果、本来利害関係なくいるはずの相手がライバルに見えてくる。よくない。
社内恋愛の難しさ③:お互いのスケジュールが丸見え
同じ会社の場合、良くも悪くもお互いのスケジュールが見える状態になる。
何がよろしくないかというと、常に監視されている感覚になること。実際「最近スケジュール余裕ありそうなのに結構遅くまでやってるね」と言われたこともある。
スケジュールに入れるほどではないがやらなければいけない仕事は山ほどあるし、スケジュールが空いていれば時間の余裕があるというわけではない。いちいちこれを説明しようとすることもめんどくさい。
縛られたくない人にとって、予定全公開は苦痛でしかない。
そして、相手のスケジュールは見てないと言っている人は絶対に見ている。
社内恋愛の難しさ④:噂が広まるとめんどくさい
どんなに隠そうと噂は必ず広がる。これは付き合い続けるにしろ別れるにしろ避けられない問題。
つまり付き合った時点で、どう転んでも負け確定の戦いなのである。
社内恋愛を成功させるためには
これから社内恋愛をしようとする人が置いておいて、じゃあ既に社内恋愛をしてしまっている人がうまくやっていくためにはどうすればいいのか。
経験者から言わせてもらうと、それは「相手と仕事の話をする頻度を合わせる」「監視しない束縛しない」である。
相手と仕事の話をする頻度を合わせる
共通の話題が仕事である社内恋愛カップルは、相手が普段仕事の話をしたい人なのか、そうでない人なのかを事前に把握しておくべき。
お互いの考えが異なっていることに気が付かない場合、徐々に関係は悪くなり、いつか破綻する。
監視しない束縛しない
社内恋愛は社外のカップルより束縛できる環境が整っているから、束縛したくなる気持ちをグッと我慢して、大きな広い心でいるべき。そうでないとふと疲れたときや社外の癒しが見つかった時に、関係は崩れる。
まとめ:社内恋愛<マッチングアプリ
以上社内恋愛を推奨しない理由を説明した。
社外にたくさん魅力的な人がいるのにあえて社内で付き合う必要はない。出会いが社内にしかないなら、マッチングアプリをすれば解決する。
周りの友人たちもほぼみんなやっているから何も後ろめたさを感じることはない。時代は変わってきている。
こんな感じに「あえて」社内で作るメリットは一つもないのである。無駄な脳のリソースは仕事に振り分けた方がいい。
以上、社内恋愛に失敗した人からの経験談でした。